庭付きの新築一戸建てを建てるメリット・デメリットについて解説!
築一戸建てを希望する場合、家庭菜園を始めたい、子供やペットが遊べるようにしたいなど、どのように活用するか考えているでしょうか。ただ単に、土地を確保することだけでなく、どんな庭にしたいのかを明確にする必要があります。今回は、庭付きの新築一戸建てを立てる際のメリット・デメリットについて解説します。
庭のタイプごとの特徴
庭には、さまざまな種類があり、それぞれ役割や機能が異なってきます。まずは、庭の種類を覚え、理想にあった庭を選びましょう。庭の種類のいくつかを紹介します。
前庭
住居の前面にある庭のことです。家の正面や玄関に趣向を凝らせる場所であり、さらには、来客にとっては最初に目にする部分なので、綺麗に手入れすることで家の印象に良い変化を与えられるのです。
中庭
コの字、ロの字になっている住宅の中側にある庭のことを指します。限られた空間であり生育にはやや不向きです。植物を植える場合は、日陰を好む植物を配置すると良いでしょう。そして、建物の採光や風の通路でもあるので、プライベートな庭として検討する場合がほとんどです。
裏庭
またの名をバックヤードと言い、台所や浴室などに面した庭のことを指します。外から見えにくいため、物置やゴミ置き場に活用されるケースが多くみられます。
坪庭
敷地面積の狭い住居や垣根に囲まれた小さな庭のことを指します。小さいながらも、見た目の趣だけでなく、採光や風の通路として、機能面でも他の庭と遜色のないメリットがあります。
庭付きの新築一戸建てを建てるメリット
ここでは、自宅に庭があることによって生じるメリットについて述べていきます。
ガーデニングや家庭菜園
マンションのようにバルコニーやベランダのスペースが限られている場合、育てることのできる野菜もまた限られてしまいます。しかし、一戸建ての庭であれば、季節の花や野菜を思う存分に育て、四季の移ろいを豊かに感じられます。
お子さまのいる家庭では、自分で育てた野菜を自分で収穫して食べる食育効果もまた期待できるのです。一人でもはじめることが可能なため、新たな趣味としてはじめる人もいます。
日当たり・風通しが良い
庭付きの一戸建ては、隣接した建物の間に一定の空間が生まれる為、マンションやアパートよりも風通しと日当たりが良くなるメリットがあります。洗濯物がよく乾き、換気も良くなることで、室内や洗濯ものにカビやダニなどが発生しにくく、快適に過ごせるのです。
日当たりの良さを生かして、お子様やペットの安全で楽しい遊び場所として芝生や砂場を設けたり、バーベキューやホームパーティーを行うこともできます。
庭付きの新築一戸建てを建てるデメリット
庭付きの一戸建ては、生活にさまざまな潤いやメリットを与えてくれる一方、下記のようなデメリットもあります。
費用面とメンテナンスの問題
庭を造るには、建物を配置していない余った土地が必要であり、不動産の購入が通常よりも高くなることがほとんどです。そして、都市部であったり、土地が広かったりすればするほど、費用が高額になります。
定期的な庭のメンテナンスには、時間と労力がかかるので、仕事などで忙しい人には、負担になってしまいます。木を植えた場合、敷地外まで木の枝や草が伸びてしまったりすると、近隣とのトラブルに発展することもあるのです。
その他にも庭の維持費には肥料、土、芝刈り機、そして水道代などがかかります。日常的にかかる維持費とメンテナンスの時間や労力、土地や建物にかかる金銭面を考慮することを忘れないようにしましょう。
外部から見えやすい
建物と庭、そして周囲の道路などの位置関係や構造次第では、外部から家の中が見えやすくなってしまいます。とくに、日当たりが良い南側に家がある場合によく起きる問題です。そのため、プライバシーの確保と防犯対策が必須になってきます。
部屋にカーテンを取り付けたり、防犯ガラスや防犯カメラを導入したりなど、外部から侵入されない家づくりが重要になるのです。
敷地の境界に柵やフェンス、メンテナンスに余裕がある場合は、丈の高い木々を配置することで、外から敷地内が視認しにくくなり、心配事も軽減できます。柵などを設置する場合は、圧迫感を感じさせず、生活の導線を邪魔しない設計が大切になります。
一戸建てに庭を設ける際の注意点
庭を設ける際には、最初に人の行き来をあらかじめ考え、庭をまずどう活用するかを考え、導線をデザインするのが重要と言えます。使いにくい、通りにくい不便な庭は、暮らしにくい環境の一因になってしまいます。
駐車場や駐輪場のスペースや、お子さまを遊ばせるための遊び場としての活用を検討している場合は、それらさまざまな点にそれぞれ細やかに配慮した庭づくりが必要です。
まとめ
一戸建てに庭を設けると、ガーデニングや菜園、子どもの遊び場やバーベキューなどのホームパーティーが楽しめる場としてとても有効です。しかし、定期的な手入れやプライバシーの保護などが必要になることもあります。
庭を設ける目的を明確にし、メリットやデメリットを理解した上で実用性や機能性があり、家族全員が使いやすい満足度の高い庭づくりを意識していくことが大事になるのです。