完成前に住宅内部を見学できる?構造見学会の見どころやポイントを紹介!
構造見学会とは、内装の工事が始まる前に現場を見学することをいいます。完成後では隠れてしまい見ることができない家の構造を確認できる貴重な機会なので見学会に参加することをおすすめします。この記事では、そんな構造見学会の見どころやポイントなどを詳しく説明するので、住宅の購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
普段は建物の内部を見ることができない
建物の内部は完成した後には確認できません。住宅の床下の状態や壁の中などの見えないところがどのような構造になっているのか知っておく必要があります。
建物の構造やしくみはパンフレットを見たり、説明を聞いたりしただけでは理解しにくいかもしれません。そのため、実際に目で見て確認できる構造見学会に参加することで、どのような構造になっているのか知ることができるためおすすめです。
建物の基礎や構造を事前にしっかりチェックしておかないとトラブルにつながってしまったという事例もあります。完成後では隠れてしまう部分、手抜きや不備はないのかなどをチェックすることはとても重要なことのため、隅々まで確認するようにしましょう。
構造見学会に参加する前に確認したいところを書き出し、実際に現場を見ながら照らし合わせるとよいでしょう。また、些細なことであっても不明な点や気になった点がありましたら遠慮せずに質問し、説明を受けることで安心して依頼できます。
現場の職人やスタッフを確認できる
構造見学会に参加した際には、現場にいる職人やスタッフの様子も確認できます。家づくりにおける職人のこだわりや気遣いを確認できる貴重な機会です。雨の日に木材をどのように管理しているのか、ブルーシートの扱い方はしっかりしているのか、周辺にゴミやタバコの吸い殻などが落ちていないかなどチェックしてみてください。
また、現場の工具がきちんと整理整頓されているのかも重要なポイントです。きれいな現場であれば、家に住む人のことを考えてくれているのか感じるとることができます。現場の職人やスタッフと営業担当の方がしっかりコミュニケーションをとって連携ができているのかも注目して見る必要があります。信頼性をチェックすることで安心して依頼できるようです。
現場の職人やスタッフの様子は実際に足を運んで見学に行かなければ知ることができないので、住宅以外のところにも目を向ける必要があります。
構造見学会で見るべきポイント
構造見学会に参加した際に見るべきポイントについて紹介します。何を見るべきなのか事前に知っておくことで有意義な見学会にできるでしょう。また、現場の人に直接聞ける貴重な機会ですので疑問に思ったことや不明点があれば、質問してみるとよいでしょう。
■ 地盤や基礎に問題はないか
地盤や基礎は家を支えるうえで重要な部分になります。基礎に不備があれば被害が発生する恐れがあるため、しっかり確認してください。基礎の種類や形状、コンクリートの施行や固める期間などに注目して見る必要があります。地盤調査は一般的には専門の業者が行いるため、気になることがある場合には相談してみましょう。
■ 構造、工法について確認する
家の工法が何なのか確認する必要があります。工法によってそれぞれメリットとデメリットがあるのでコスト面や将来のことを踏まえてチェックしましょう。デザインを優先するのか、耐久性を優先するのか、住宅へのこだわりに合った工法を選択しましょう。
■ 害虫や腐敗への対策がされているか
内装が施されていない状態を確認することで、床下や屋根部分に害虫や腐敗の対策ができているのか知ることができます。湿気対策や防虫処理がどのように行われるのかなどチェックしてみてください。目で見るだけではわかりにくいかもしれないので、木の材質や防腐剤の施行方法など質問してみるとよいかもしれません。
■ 断熱性、耐震性は問題ないか
壁の断熱性は重要な部分のため、どのような断熱材が使われているのか貼り方や特徴なども踏まえて確認してください。地震の多い日本では耐震性の確認も必須になります。どの程度の地震まで耐えられるのか、地震に関する対策がきちんとされているのか事前に知っておく必要があります。耐熱性や耐震性などに対する工夫は見えない部分に施されているため実際に目で見て確認するとよいでしょう。
構造見学会の見どころやポイントについて説明しました。構造見学会は完成後には見ることができない部分を自分の目で見て確認できる貴重な機会です。住宅の様子だけでなく現場の職人やスタッフのこだわりや心遣いを知ることも大切です。納得のいく家づくりを実現させるためにも住宅の購入を検討している方は、この記事を参考にぜひ見学会に参加してみてください。