頭金なしで新築一戸建てが購入できるの?その仕組みとは

公開日:2021/12/15   最終更新日:2021/12/17


一生に一度の買い物ともいわれるマイホームの購入。しかし、頭金はどのぐらいの金額を用意すればよいのか不安ですよね。最近では、頭金なしで新築一戸建てを購入したという話も聞きます。実際本当に、頭金なしで新築一戸建てが購入できるのでしょうか。そこで今回は、どうすれば購入できるのか、そしてその仕組みについてご紹介していきます。

頭金なしでも家が買える!?

新築を購入するには非常に大きい金額を用意する必要があります。そのため、多くは住宅ローンで借り入れして購入することになるようです。以前は住宅ローンを組む際に、物件価格のすべてをローンで借り入れすることはできず、頭金を用意しなくてはいけませんでした。

しかし最近の住宅ローンは、頭金なしでも住宅ローンが組める、いわゆるフルローンというものが提供されています。フルローンとは、自己資金を用意することなく(頭金なし)、物件価格の全額をすべて金融機関などからの借り入れでまかなうローンのことをいいます。

しかしその反面、返済金額が高くなってしまったり、金融機関の審査が厳しくなったりするなどのデメリットもあるようです。したがって、貯蓄に余裕がないにもかかわらずフルローンにしてしまうと、毎月の返済だけで生活自体が苦しくなってしまいます。

頭金なしで購入するメリットは、まず手持ちの現金が減らないということです。そして自分が気に入った物件を購入できるということです。頭金をためてから家を購入となると、よい物件を逃してしまうことにもつながります。さらに、頭金なしで購入すると、頭金をためるまでの家賃負担もなくなります。

また、住宅ローン減税という制度があり、これを有利に利用できるようです。住宅ローン減税とは住宅購入でローンを組んだ際に、取得者の金利負担を軽減する制度で、そのローンの年末残高の1%をその年の所得税の額から控除される減税措置です。

住宅ローンの借り入れ総額が4,000万円を下回る場合、頭金なしで住宅ローンを組むと借り入れ金額が増えるため、住宅ローン控除をより有効に利用できるでしょう。ただし、この制度には期限が設けられているので注意が必要です。

頭金がある場合の相場は?

頭金とは住宅購入総額のうち、住宅ローンなどの借り入れ分以外の自己資金部分のことをいいます。頭金は、一般的に物件価格の2割程度が相場といわれていました。頭金をすぐに用意できる場合は、頭金なしよりも返済総額を低く抑えられます。毎月の返済額も少なくなるうえ、返済の期間を短くすることもできます。

そして借り入れ金額を減らすことによって、利息を減らせるというメリットがあるようです。また、頭金を入れておくことで住宅ローンの審査も通りやすくなるでしょう。

しかし、頭金をためてから購入となるとデメリットも増えてきます。それでは実際、頭金はどのくらいの金額をためればよいのでしょうか。たとえば、3,000万円の新築一戸建て住宅の場合、頭金は600万円程度になります。多くの方の場合すぐに600万円の頭金を用意するのは簡単ではありません。また、多くの金融機関は住宅ローンの完済期限を3540年と定めています。

たとえば35年ローンの場合、30歳で返済開始すると65歳で完済、40歳で返済開始すると75歳ということになります。老後の生活も考えると、できるだけ早い時期に返済を開始するのがよいといえるでしょう。しかし頭金をためていると、当然返済の開始時期も遅くなってしまうためこの点も注意が必要です。

頭金なしの物件を買う際の注意点

頭金なしの物件を買う際の注意点として、住宅ローンの金利が高くなり返済総額も高くなるため、毎月の返済金額も高くなります。そのため、自分が希望する条件での借り入れが難しくなる場合があります。また、新築一戸建てを購入する際には物件の金額だけでなく、諸経費がかかることを忘れてはいけません。

諸経費とは、住宅ローンを借りるための手続きなどにかかる費用のことです。具体的にいうと、住宅ローンを組んだ際のローン手数料やローン保証料、ローン代行手数料。また、不動産登記の費用や不動産会社への仲介手数料。火災保険料や、固定資産税等分担金、契約書に貼る収入印紙代など実にさまざまな費用がかかります。これは、新築なら物件価格の約3%程度かかるといわれています。

また、引っ越し代や家財の費用もかかるでしょう。このように、意外に諸経費は忘れてしまいがちです。頭金なしの場合であっても、初期費用はそれなりにかかります。

したがって、手持ちの現金があまりないにもかかわらず、フルローンにしてしまうのはあまりおすすめできません。毎月の生活費を切り詰めなくてはならなくなり、精神的な余裕もなくなります。頭金なしでの毎月の返済額を、無理のない範囲で支払い続けることができるのか、充分に考慮して事前に計画を立てておく必要があります。

 

現在、日本における住宅ローンは超低金利が続いており、今後しばらくはこの水準が保たれるとみられているようです。住宅ローンは非常に高額な借り入れとなるため、わずかな金利の差が大きな差となります。したがって、今が新築一戸建てを購入するに適した時期ともいえるでしょう。住宅ローンの借入額の目安として、年収の5~7倍程度といわれています。これを踏まえ、自分の収入に見合った無理のない返済方法を選択しましょう。

WEBアンケートで人気の業者を厳選!京都市のハウスメーカーを徹底比較 ランキング1位はこちら

おすすめ関連記事

SEARCH

READ MORE

新築や築浅の物件を売却する際、適切なタイミングの選択、様々な注意点への配慮、そしてスムーズな売却プロセスの理解...

続きを読む

不動産市場でよく耳にする築浅物件ですが、その実態はどういったものでしょうか。この記事では、築浅物件の定義、メリ...

続きを読む

新築住宅を手に入れる喜びは大きいですが、固定資産税の支払いが気になるところです。本記事では、一戸建て住宅の固定...

続きを読む

新築住宅を探す際、どういった建物が新築物件なのかという特徴を正確に理解することで賢い住宅の選択ができます。本記...

続きを読む

夢のマイホームを実現するための新築住宅の建設は、多くの工程を経て形になります。この記事では、地盤調査から竣工検...

続きを読む

日本の住宅市場において、新築の大多数を占める木造住宅。その普及の背景にはどのような理由があり、木造住宅が持つメ...

続きを読む

住宅市場において「新築」、「未入居」、「築浅」という用語は頻繁に使われますが、これらの違いを正確に理解していま...

続きを読む

  住宅の購入を検討されている方の中には、新築一戸建てとマンションどちらにするかで悩まれている方も多...

続きを読む

新築と中古の住宅、どちらが自身に合っているのか迷っている人もいるのではないでしょうか。新築は、最新の間取りや設...

続きを読む

京都で新築一戸建てを建てる際に、多くの方が直面する問題が土地探しです。京都は、建築できる建物の構造や外観が制限...

続きを読む