建売住宅でも長期優良住宅として認められる?認定の条件とは?

公開日:2022/05/15   最終更新日:2022/06/07

優良住宅

住宅を購入することは大きなお買い物となるため、費用をどうするか悩まれる方は多いでしょう。そこで、大切な住宅の購入時には一定の基準をクリアした「長期優良住宅」を購入することで税金などの優遇を受けることがおすすめです。この記事では、長期優良住宅の認定条件にスポットを当てて、詳しく解説していきます。

長期優良住宅とは

長期優良住宅とはそもそもどんな仕組みの制度なのでしょうか。長期優良制度は長期間優良で整った住宅である、という基準をクリアすればさまざまな優遇措置が認められる制度です。

日本の住宅事情はスクラップ&ビルドの要素が強く、一世代の間で壊されることが多いものでした。しいかし、長期的に優良な住宅を維持することは環境にも優しいなどさまざまなメリットがあります。

そこで、平成21年に国が主導する形でこの制度が整えられました。では、長期優良住宅の認定基準とは一体どのようなものでしょうか。

認定基準とは

長期優良住宅の認定には一定の基準があります。国土交通省は5つの認定基準を設けています。そこで、5つの基準をわかりやすく解説していきます。

まず1つ目は長期にわたり良好な状態で使用するための措置です。安かろう悪かろうの設備ではなく、長期間安全に使える設備を住宅に備える必要があります。

2つ目は居住水準です。健康的な生活を送るために、ある程度の広さがある家が認定基準となっています。

3つ目は地域への配慮です。地域の居住環境への配慮がなされていることも認定基準の1つとなっています。

4つ目は維持保全活動です。こちらは将来の住宅の点検や修理を見据えて設計がなされているか、という基準です。

5つ目が自然災害への対処ができていることとなっています。大まかにまとめると、環境への配慮、住みやすさがポイントとなっており、住宅の品質を求める内容です。

もう少し詳しく基準の内側を説明すると、高齢者世帯への配慮としてバリアフリー住宅の基準が設けられている、配管のメンテナンス性の高さや内装の点検のしやすさなどが細かく基準値として決められています。

細かな基準に関しては建築分野に精通していないとわかりにくいかもしれませんが、認定を求める場合には少しでも知っておくことがおすすめです。

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅の基準をクリアすることで、一体どんなメリットを受けられるのでしょうか。長期優良住宅は税制優遇などに関して大きなメリットをもたらします。

住宅ローンについて

長期優良住宅の基準をクリアすると、住宅ローンが減税されます。一般住宅なら4,000万円までが控除の対象ですが、長期優良住宅なら5,000万まで控除を受けることができます。

フラット50と呼ばれる50年ローンを組むことも可能となる他、お得な金利引き下げも適用となります。長期優良割引があることで、住宅ローンに関する恩恵を大きく受けることができます。

税金について

不動産を取得する際には本来不動産取得税や登録免許税、固定資産税など非常に多くの税金を支払う必要があります。ただでさえ高額な住宅の購入にも関わらず、税金が上乗せされるため大きな負担です。

しかし、長期優良割引の制度を使うと税率の変更があります。たとえば不動産取得税に関しては通常時の1,200万円から1,300万円まで控除額が変更されるほか、登録免許税に関しては保存登記に置いて通常の0.15%から0.1%へと変更になります。

固定資産税に関しても戸建ての場合には減税措置の期間が通常時よりも拡大されるというメリットがあります。長期間素敵な家を保てる、と言う基準をクリアするだけで大きな優遇措置を受けられるのです。

長期優良住宅のデメリット

メリットの大きい長期優良住宅ですが、気にするべきデメリットはあるでしょうか。長期優良住宅のデメリットは少ないですが、適用を受けるための手続きが難解です。

申請に慣れているハウジングメーカーや工務店などのサポートを受けられる場合は安心ですが、それでも難しいという声もあります。また、認定基準には家の広さに関しても考慮されているため、コンパクトなマンションではそもそも認定が難しいケースも多くなっています。

加えて、長期優良住宅はあくまでも現行の基準のため今後変更となる可能性も踏まえる必要があります。税の優遇に関しては国の方針転換によっては適用が変わることもあるため、十分に注意しましょう。

長期優良住宅の認定を受けるには

お得なメリットが多い長期優良住宅ですが、認定を確実に得ていくためにはどんな工夫が必要でしょうか。認定を得るためには工事の着工前に問題点を整理し、確実に申請できるように準備を整える必要があります。

工事に関して負担感がある場合には、長期優良住宅の認定をクリアしている建売住宅の購入もおすすめです。建売住宅は注文住宅と異なり間取りや外観も完成した状態であり不安があるかもしれませんが、長期優良住宅の基準をクリアしていれば安心感もあるでしょう。

 

この記事では、長期優良住宅の認定基準や建売住宅におけるメリットなど、詳しく解説しました。税制の大きな優遇もあるほか、住宅ローンもお得になる長期優良住宅は、良い品質の家を買う一つの目安にもなります。申請自体は難解な点もありますが、クリアすれば嬉しい特典が満載です。じっくりと考え購入を決めましょう。

 

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