新築一戸建てに引っ越したら…必ず守るべきローカルルールとは?
夢のマイホームを手に入れ、楽しい新生活が始まると同時に、近隣ともトラブルなく穏やかに付き合っていきたいですよね。地域によって守るべき生活ルールが異なるので、まずは引っ越し先のローカルルールを知ることが大切です。ここではよくある近隣トラブル例や、守るべきローカルルールの知り方などをご紹介します。
ローカルルールを守らないとどうなる?
どのような地域でも、特有のローカルルールが存在します。たとえば、ごみの捨て方や近隣住民とのあいさつの仕方、地域の自治会などさまざまなことをあらかじめチェックしておくことが大切です。
新生活において、近隣や地域に早くなじめるように守るべきルールを把握しておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。注意すべき基本的なローカルルールを覚えておきましょう。
■ごみの捨て方
地域によってごみの捨て方が異なります。主に、ごみの分別方法、決められた収集場所・収集日時、指定の袋があるかどうかなどを確認するようにしましょう。わからない場合は、自治体のホームページなどに記載されていることが多いので、引っ越し前に必ずチェックすることが大切です。自分たちが出すごみには責任をもって処理するように心がけたいですね。
■地域の自治会・町内会
まず、引っ越し先の地域に自治会・町内会が存在するか確認しましょう。自治会・町内会とは地域住民が自発的に発足する任意の団体のため、自治体を置かない地域もあります。自治会の活動はさまざまですが、地域のお祭りの運営や防災訓練、こども会、治安面でのパトロール、清掃活動など多義にわたり、その地域によって活動内容が異なります。
自治会への加入は強制ではないので、参加は自由ですが、子どもや自分たちの生活に大きく関わってくることが多々あるようです。近隣住民と関わる機会が増えるので、地域に早くとけ込みたいという気持ちがあるならば、住む前に活動の内容をチェックして、前向きに検討してみたいですね。
■回覧板
自治会・町内会に加入すると、回覧板が各家庭にまわってくることが多くなります。忙しく読む時間がない、長期不在で確認できないなど、少し面倒だと感じることがあるかと思いますが、回覧板はなるべく自分のところで長く止めないよう注意し、すみやかに次の人へまわすように心がけましょう。自分たちの生活に関わる大切なお知らせや、地域の行事のことなど書かれていることがあるため、しっかりと目を通すことが大切です。
よくある近隣トラブルの例
近隣住民とうまく付き合っていくために、些細なことでもトラブルは避けたいものです。よくある近隣トラブルの事例を3つあげていきます。
■ごみ出しのルール
私たちの生活に大きく関わってくるごみ問題。普段生活をしていればごみが日々出てくるのは仕方のないことですが、ルールを知らずにごみを出すことで近隣住民に迷惑がかかりトラブルにつながります。
たとえば、指定のごみ袋に入れられていない、分別が守られていない、悪臭がする、決められた曜日・時間帯に捨てられていないなどです。これらは事前にそれぞれの地域のごみの捨て方を知っていれば防げることなので、必ず守るようにしましょう。
■生活音・騒音
夢のマイホームを手に入れ、友人や親戚を招待したり、夏は外でBBQを楽しんだり、庭にプールを出して子どもたちと遊んだりしたいですよね。ここで気を付けたいのが近隣への騒音です。
楽しくなってつい大声を出したり、はしゃぎすぎてしまったり、テレビや音楽のボリュームが大きくなりすぎていたり、自分では気付かない音が騒音になってしまっていることがあります。騒音と感じるのは個人差があるので、限度を超えないように一戸建てといえども近隣のことを考えて生活していきたいですね。
■子どもの遊び方
のびのびと子育てができるように子どもが小さいうちに一戸建てを購入する家庭も多いのではないでしょうか。マンションやアパートと違い、一戸建ては自由に過ごせると思いがちですが、近隣住民への配慮も忘れてはいけません。
家の前で好き放題遊び、お隣さんの車の出し入れの邪魔になっていたり、自分の敷地内だからといって庭で大声を出して遊んだりして迷惑になってしまっていることがあります。たとえ家の中でも子どもの声はよく通り、ドアの開け閉めなども近隣へ響くことがあります。防音対策をしっかりとり、子ども自身も気を付けるよう日頃から習慣づけるようにしましょう。
ローカルルールを知るには?
引っ越し先でのローカルルールを知るにはどのような方法があるのでしょうか。
まずひとつめに、一戸建て建築中に何度か足を運び、その地域の雰囲気を知ることが大切です。どのような世代の人が多いのか、日中はどれくらいの人通りがあるのか、夜は静かな地域なのか、ごみ収集場所の確認や、周りの公共施設などもあらかじめ確認しておくようにしましょう。どのような人たちが住んでいるのか知ることで、引っ越し後の生活がイメージできるかと思います。
また、引っ越し先の管轄している地域のホームページなどもこまめにチェックしておくのもおすすめです。ごみの出し方、地域のイベントやお知らせなど記載されていることが多いため、引っ越してから慌てて調べることがないよう頭にインプットしておくといいでしょう。
また、引っ越しのご挨拶をする際に、もともと住んでいる住人にローカルルールを聞いてみるのもいいでしょう。自分たちでは得られなかった地域特有のルールを聞くことができるかもしれません。これから長い付き合いになっていくので、近隣の住民とは仲よく、ほどよい距離感をもってお互いトラブルなく過ごしていきたいですね。
新たな場所で、より快適な生活を始めるには事前に近隣住民のことや、引っ越し先の地域のことを知ることが大切です。基本的なローカルルールを守り、小さなことでもトラブルが起きないよう周りへの配慮も必要です。家族みんなが思いやりをもって、気持ちよく暮らしていけるように心がけることで、新しい地域にいち早くとけこみ、近隣住民ともトラブルなく穏やかに生活できます。