新築と中古の違いを徹底比較!家を選ぶ上で知っておきたいポイントとは?
新築と中古の住宅、どちらが自身に合っているのか迷っている人もいるのではないでしょうか。新築は、最新の間取りや設備を選べることが魅力な一方で価格がネックです。一方、中古は安価な価格や立地条件が魅力ですが、修繕費や税金などの費用がネックです。本記事では、新築と中古の違いを比較し、家を選ぶ上で大事なポイントを紹介します。
新築と中古の価格差や購入時の手続きなど選ぶ上での基礎知識
新築と中古を比べると、価格以外にもさまざまな違いがあります。
以下では、新築と中古を選ぶ上で、覚えておきたい基礎知識について解説します。
価格差
新築と中古を比べるときに、はじめに気になることは新築と中古を購入する際の価格差でしょう。
一般的に、新築と中古では、中古戸建ての方が安く購入できるといえます。国土交通省によると2016年度にマイホームを購入した方のうち、新築戸建の平均価格は4,259万円でした。
一方、中古戸建を購入した方の平均価格は、3,246万円です。戸建て住宅は、年数が経つほど価値が目減りしていき、一般的に新築から20年を経過すると価値がほとんどなくなるとされています。そのため、新築と中古では1,000万円近くの価格差が生じるのです。
購入までの手続き
新築と中古では、購入するときの手続きにも違いがあります。
購入する手順に沿って、新築と中古の違いについて紹介します。
物件を探す
物件探しは、新築・中古ともに、ポータルサイトや広告などで行います。
気になる物件がみつかった場合、情報の提供元に物件の詳細情報の請求や内覧予約をしましょう。仲介業者に希望する条件を伝えて、物件を探してもらうという方法もあります。
物件を内覧する
販売区画が複数ある新築戸建の場合、直接モデルルームや実地に行けば内覧できるケースがあります。
一方、販売区画がひとつしかない新築戸建や中古戸建ては、仲介業者と事前にスケジュールを調整して内覧することがほとんどです。なお、中古戸建の場合、所有者が居住しながら販売にだしていることがあるので、所有者とのスケジュール調整が必要なときもあるでしょう。
購入申し込みをする
新築中古ともに購入申し込みには申込書を記入します。
申し込みをする際は、申込金が必要な場合もあります。
契約
新築・中古ともに契約時には、重要事項説明書と売買契約書の説明を受けます。
この書類に署名捺印をすること契約が成立するので、わからないことがあれば事前に聞いておきましょう。
新築と中古それぞれのメリット・デメリットを比較!
新築と中古どちらを選ぶか考える上で、メリット・デメリットを把握しておくことが大事です。
以下では、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
新築戸建てのメリット
最新設備
新築戸建ては、建築から誰も住んだことがなく、工事完了日から数えて1年未満の物件と定義されています。そのため、新築はキッチンなどの設備には、最新のものが採用されているケースがほとんどです。すべての物件に最新設備が採用されているわけではありませんが、完成前の物件であればオプションで最新設備に変更できる場合もあります。
耐久性
新築は建物が新しいため、主要構造の傷みなどが少なく長く居住できます。傷みが少ないことは、メンテナンスにかけるコストを抑えられることも利点です。
税金
中古戸建てと比べると、購入時や入居後にかかる税金が軽減される場合があります。たとえば、所有権登記にかかる税率は、新築の方が低く設定されています。
新築戸建てのデメリット
価格
新築戸建ては、中古戸建てと比べ購入費用が高額になりやすい傾向です。そのため、予算に限りがある場合や、低価格帯での物件探しをしている場合は、新築戸建てを選ぶことが難しいこともあるでしょう。
立地
都市部で新築戸建てを考えられている方は、立地的に難しい場合があります。とくに都心や交通の便が良い場所で新築戸建てを検討している方は、価格も高騰するため立地に制約がでるでしょう。
中古戸建てのメリット
価格
中古戸建ての価格は、新築戸建と比較して安価である場合が多いです。さらに、中古戸建て場合は価格を交渉できる余地もあり、希望する予算に価格を近づけやすい特徴があります。
立地
中古戸建ては、古い建物やリノベーション物件など、立地が良い物件を安価で購入できる場合があります。さらに、新築では手に入らないような都市部の物件など、立地条件が非常に良い物件を購入できることもあるでしょう。
中古戸建てのデメリット
メンテナンスコスト
中古戸建ては、建物の築年数や劣化状況によって、大規模な修繕やメンテナンスが必要な場合があります。そのため、中古戸建てを購入する場合は、購入前に建物の状態を確認し、将来的な修繕やメンテナンスコストを想定しておくことが重要です。
税金
新築戸建てと比べると、購入時や入居後にかかる税金の負担が大きい場合があります。たとえば、所有権登記にかかる税率は、中古の方が高く設定されています。
家族構成やライフスタイルに合わせた新築・中古それぞれのおすすめの選び方
新築や中古物件の選び方は、家族構成やライフスタイルによって異なります。
そのため、年齢や所得、入居人数や趣味など希望条件と物件がマッチしているか考えることが大事です。
一方、希望と物件がマッチしているか素人目で判断することは難しくもあります。そこで、新築・中古ともに物件探しをする際には、不動産会社などプロからの提案をもらうようにしましょう。
まとめ
今回は、新築と中古の違いを比較し住宅を選ぶ上で、大事なポイントについて紹介しました。新築は、最新の間取りや設備を選べることが魅力ですが、価格がネックです。一方、中古は安価な価格や立地条件が魅力ですが、修繕費や税金などの費用がネックです。それぞれに、メリット・デメリットはありますが、家族構成やライフスタイルに合わせた住宅を選ぶことが大事です。自身では新築と中古どちらを選んでいいかわからない方は、プロに相談してみましょう。